老後の保険料は必要性と負担の両方で考える

保険は、いざという時に備えるためのものです。そのため、保険料が高いからといって、すぐに解約すればよいわけではありません。必要な保障までなくしてしまうと、病気や死亡時に家族が困る可能性があります。

一方で、保障を厚くしすぎると、毎月の生活費を圧迫します。年金生活では、保険で将来に備えながら、今の生活を苦しくしないバランスが大切です。

死亡保障は家族構成で必要額が変わる

死亡保障は、残された家族の生活費や葬儀費用、住宅ローン、子どもの教育費などに備えるものです。現役時代に加入した保険では、子どもが小さかった頃の保障額がそのまま残っていることがあります。

しかし、老後に入ると状況は変わります。子どもが独立している、配偶者にも年金収入がある、住宅ローンが終わっている場合は、大きな死亡保障が必要かどうかを見直す余地があります。必要以上の保障を残していると、その分だけ保険料が重くなります。

医療保険は公的制度も含めて考える

年齢を重ねると、入院や手術への不安は大きくなります。そのため、医療保険を残したいと考えるのは自然です。ただし、医療費については公的医療保険制度や高額療養費制度もあります。

民間の医療保険を考えるときは、公的制度でどこまで備えられるのか、貯蓄で対応できる範囲はあるのか、入院日額や手術給付金が今の不安に合っているのかを確認しましょう。古い医療保険では、現在の医療事情に合わない保障内容になっていることもあります。